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光と風のなかへ&追憶の鉄路

「光と風のなかへ」にようこそ



カメラに鉄道 そして旅
このブログは 「写真ブログ~光と風のなかへ」をメインに
青春の記録「追憶の鉄路~すばらしき蒸気機関車」を加えた二部構成で更新しています
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1937年7月の日中戦争から 1945年8月の敗戦まで
戦没者の44%を占めるのは 21歳から25歳までの若者たち
これに20歳以下と26~30歳を加えると 76%を越える
戦争で死ぬのは どこの国でも いつの時代も 若者だ
支配者は いつも若者を戦わせて 自分は戦場に行かない
だから「安心」して危険なことでも決められる
気が付いた時は 戦争のなかにいる
それではもう遅いのだ


まず、総理から前線へ

『広告批評』38号  1982年6月号
コピー糸井重里 デザイン浅葉克己
http://amano.blog.so-net.ne.jp/2008-01-14


  1. 2020/01/01(水) 00:00:00|
  2. ごあいさつ

広島平和記念資料館 4






建物疎開の作業中に被爆した

安芸高等女学校1年の藤田清子さん(13歳)

遺影の後列中央 母親の右側の女の子だ



広島平和記念資料館



全身に大火傷をおいながらも

その日の夕方 自宅に帰り着いた

その日の出来事を母親のフジノさんは こう記している


あー清ちゃん よう帰ったね 帰ったと

私は泣きながら すぐに清子を抱きかかえ

店に畳をしき 服をぬがせようと思っても

服はからだに焼きつき 中々はなれません

やっとハサミをさがし 胸の横を切り

やっと着がえさせ ねかせました



広島平和記念資料館



その夜 清子さんは安心したのか

そのまま亡くなったという




Panasonic G9 PRO
広島平和記念資料館
2019.6.17. 撮影


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  1. 2019/08/18(日) 15:07:32|
  2. 戦争を語り継ぐ
  3. | コメント:0

広島平和記念資料館 3






新しくなった広島平和記念資料館は

カメラを見つめる一人の少女の写真からはじまる



焼け跡に立つ少女



「焼け跡に立つ少女」

ただし 少女の名前も説明も何もない

あるのは私たちを迎え入れているようなまなざしだ

そのまなざしに導かれるように入った先にあるものは

彼女が体験した凄惨な被爆の実相



P1261183-061701.jpg



そして出口のところで

素敵な女性になった

10年後の彼女に再会する



藤井幸子(20歳)



藤井幸子さん

されどその解説文に綴られた彼女の人生は

たいへんなものだった



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何事もなければ 倍は生きられたであろう命

平和記念資料館の新展示は

人生を奪われた被爆者の姿にも焦点があてられる

多くのかたは足も止めずに通り過ぎてしまうが

展示に込めた狙いに ぜひ目を向けてもらいたい




Panasonic G9 PRO
広島平和記念資料館
2019.6.17. 撮影


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  1. 2019/08/17(土) 18:28:47|
  2. 戦争を語り継ぐ
  3. | コメント:0

広島平和記念資料館 2






建物疎開の作業現場で亡くなった

広島第二中学校の折免滋くん(当時13歳)

遺体を捜しあてたお母さんが見たのは

骨の下にあった弁当箱と水筒だった



P1261439-0617.jpg



弁当の中身は米・麦・大豆の混合ごはんと

ジャガイモの千切りの油炒め

弁当を楽しみに出かけた滋くんは

それを食べることはなかった

広島平和記念資料館の遺品のなかでも

もっともよく知られた遺品だ



P1261436-061701.jpg



それが意味するものは 多くの子供たちの死だ

多くの男性が戦場に出征するなか

かわってさまざまな作業に駆り出されたのが

少年や少女だった

原爆は子供たちの未来も一瞬で奪い取った



Panasonic G9 PRO
広島平和記念資料館
2019.6.17. 撮影


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  1. 2019/08/15(木) 23:55:29|
  2. 戦争を語り継ぐ
  3. | コメント:2

広島平和記念資料館 1






1955年に開館された広島平和記念資料館

今年全面的なリニューアルが完成し

5年ぶりに全館がオープンした

これまでと大きく違うのは 見学者の導線だ

被爆の実相をきちんと見てもらおうという考えから

東館1階から入館すると 新設したエスカレーターで3階に上がる

そこに広がるのは 壁一面に広がる瓦礫となった広島の町

続いて 主要展示となる本館の「被爆の実相」がはじまる

館内の照明は落とされ 遺品や遺影がスポットライトでうかびあがる



広島平和記念資料館



被爆者たちが着ていた衣服

そのかたわらに掲げられた遺影は

まぎれもなく彼ら彼女たちが生きていた証だ

2歳の男の子のはいていたパンツには血の跡がある

母親に背負われていたとき 背後から熱線に焼かれ

大やけどを負ったという

救護所で「あつい あつい」「水がほしい」とねだったが

水を飲ませると死ぬと聞いていた母親は水を与えなかった

その夜 男の子は息を引き取った

「あんなに欲しがった水を飲ませてあげればよかった」

母親は後悔の念を抱き続けた



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破れたブラウスもある

建物疎開に行く途中 被爆した

大本利子さん(17歳)が着ていたものだ

利子さんは大火傷を負い 髪と耳はなく 両眼も飛び出すなか

探していた父親や弟の久夫さんは声で本人だと確認したという

こんな鬼のような形相をしている私がいたら

久夫ちゃんに嫁が来んようになる

大本の家のためには死なんといけん

そう聞かされた弟の久夫さんだったが

亡くなるまでの治療の痛みに絶叫する姉の姿が恐くて

近くまで行けなかったという



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建物疎開に駆り出されて

被爆した三人の中学生の衣服を集めて

一着に仕上げた遺品もある



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新しくなった今回の展示の狙いは

おそらく本物を見せることで見学者の心に訴えること

そのことで想像力をよびさまし

原爆の惨状を心に刻ませることにあるのだろう



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だからこそ 時間をかけて ゆっくりと見学してもらいたい

館内はストロボは禁止だが すべて撮影自由だ




Panasonic G9 PRO
広島平和記念資料館
2019.6.17. 撮影

鉄道コム


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  1. 2019/08/14(水) 00:04:34|
  2. 戦争を語り継ぐ
  3. | コメント:0

落下傘つき無線観測装置






8月6日 原爆の投下作戦に参加したB29は7機いた

気象観測機 3機 (広島・小倉・長崎に飛行)

投下予備機 1機 機体番号44-27302 (硫黄島で待機)

原爆搭載機 1機 機体番号44-86292 (エノラ・ゲイ)

科学観測機 1機 機体番号44-27353

写真撮影機 1機 機体番号44-27291

このうち攻撃兵力として広島に向かったのは

科学観測機 原爆搭載機 写真撮影機の3機である



科学観測機 グレート・アーティスト

科学観測機と搭乗員 科学観測機は任務終了後 グレート・アーティストと命名された


原爆投下に先立ち 炸裂にともなう気圧や温度変化を観測するため

攻撃兵力の一番機であった科学観測機から

白い落下傘をつけた無線観測装置が4つ投下された

このうち最初の1つは落下傘が開かなかったが

青空に舞う3つの白い落下傘は市民たちに目撃されている

可部町附近に降下した落下傘付きの観測装置の1個は

第二総軍司令部が回収し 東京に運ばれたという

また残りの2個は海軍総隊航空参謀渕田美津雄大佐らが回収し

1個は呉海軍工廠において分解・研究された

もう1個は敗戦の混乱時に呉海軍工廠内のドックに投棄される寸前

大野茂が保管し その後 広島平和記念資料館に寄贈された

電池室に相当する下半分が欠如しているが

いまもその現物を間近に見ることができる



観測機から投下された観測装置



Panasonic G9 PRO
広島平和記念資料館
2019.6.17. 撮影


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  1. 2019/08/12(月) 01:00:45|
  2. 戦争を語り継ぐ
  3. | コメント:0

映画「ひろしま」 16日深夜に放送






8月17日(土) 午前0時00分から午前1時47分

NHKのEテレで映画「ひろしま」が放映される

原爆投下から8年後の広島で製作され

8万人を超える市民が撮影に参加した映画

そのなかには実際に被爆した市民もいた

原爆の恐怖 広島の惨状 市民の苦しみをリアルに再現し

ベルリン国際映画祭で長編劇映画賞を獲得するなど

国際的にも高い評価を受けて いまも海外では上映されている



産業奨励館(原爆ドーム)



ところが 日本では無名に近く DVDで視聴するしかなかった

それがようやくテレビで しかも広告のないNHKで放映される

今年の「長崎平和宣言」のなかで

田上市長は いまだに「核の傘」に頼る日本政府を

核兵器禁止条約に背を向けていると厳しく批判したが

そうした時代だからこそ ぜひ多くの人に見てもらいたい

17日の午前0時00分から午前1時47分まで

すなわち16日の深夜なので間違えないように

しかし こうした映画を深夜枠で放送するNHKの姿勢はどうなのか

放送することじたいは高く評価したいが

政権におもねるNHK上層部の姿勢も透けて見える



広島の惨状 8月6日 御幸橋

原爆投下から3時間後、爆心地から2㎞地点の「御幸橋」の状況  松重美人撮影



Panasonic G9 PRO
産業奨励館(原爆ドーム)
2019.6.17. 撮影


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  1. 2019/08/11(日) 14:46:39|
  2. 戦争を語り継ぐ
  3. | コメント:0
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