光と風のなかへ

写真の力






いったい どうなってんだろうと思うほど

このところ 父の容態が落ちついている

1月は死線をさまよっていたはずなのに

ほんの少しだけ 体力が戻ってきたような気さえする

足の肉はすっかりなくなり 寝返りもうてない状態だが

それでもひと頃よりは表情もよく 顔色も悪くはない

古い写真を見せてからは 笑顔まで戻って

ときおり何か 小さな声で話しかけてくる

何を言っているのか よくわからないのが残念だが

タブレットに収録した母親からの「頑張ってね」の映像に

 「ハイ ハイ」 と嬉しそうに答えるまでになった

とおの昔になくなった祖母の写真にも 強く反応する

子供たちと一緒に写した若き父の写真も懐かしがる

その一枚一枚が生きる力となっているらしい

医療の進歩に助けられていることは言うまでもないが

感情を保てるという点では 写真の力は医療にまさる

ゲージュツ写真なんか必要ない

大切なものは 何気ない日常を記録した家族写真だ
  
その一枚一枚にきざまれた歴史が

いつかとても大きな生きる力になる




母に連れられてお祭りに 1958年頃



1958年頃



  1. 2015/02/27(金) 01:08:17|
  2. カメラ日記
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追憶の鉄路 喜々津今昔






長崎県の大村湾に面した喜々津

この町をはじめて訪れたのは 45年前の夏休み

朝7時前後に通過する2本の客レを狙うためだ

ぼくは大村湾をみおろすみかん畑に登り列車を待った

やがて喜々津を発車したC57が勢いよく坂を登ってきた




蒸気機関車 長崎本線

ネガが見当たらないので 写真からスキャン



あの頃の風景がいまはどうなっているのか

航空写真を拡大しながら 空中散歩

画面の左側 海沿いに走るのが長崎本線

緑の部分がトンネルで その上から撮影したものがトップ写真だ




喜々津




海が埋め立てられてずいぶん狭くなっている

水田だった場所も宅地化が進んでいるようだ

さすがに45年の年月の差は大きいが

それでもあのころの面影はよく残っている

線路脇に写っていた細長い栽培小屋も

まだ2棟ほど残っているらしい(矢印先端)




喜々津




そこで今度はストリートビューで探しに行くと ありました

倉庫や車庫がわりに使われている左の2棟がそうなのだろう




喜々津




さすがにストリートビューではここまで トンネルの上には登れない

このため海が見通せそうな山側の道を登っていくと

やがて見えてきた風景は 45年前とおんなじだった




喜々津

 
C57牽引の客レ カラー写真は こちらにあります



C57 機番不明(早岐機関区所属)
長崎本線 喜々津~東園
1970年(昭和45)夏

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/02/24(火) 18:37:14|
  2. 追憶の鉄路 C57
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最高気温19.2℃






春がきたような暖かさ

東京の最高気温19.2℃(14:50)

コートいらずの一日だった

ただ夜になって雨に降られたのは想定外

朝から左腕が痛かったのは このせいだったのかな


きょうの写真は 季節とは関係のない 工事が進む渋谷の街

銀座線の新渋谷駅も橋梁が起ち上がってきた

黄色い電車の1000系と黄色い大型クレーン

その組み合わせがおもしろそうだったので パチリ




銀座線 1000系




FUJIFILM X20
渋谷 銀座線1000系
2015.2.20.撮影

  1. 2015/02/23(月) 22:23:04|
  2. 鉄道のある風景
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冬の桜






先日 とあるホテルに呼ばれて ランチのあと 少しだけ仕事




グランドプリンスホテル高輪




早めに到着したので庭園を散策していたら

開花基準木にしているという染井吉野を見つけた

このところ輝きを増してきた光をあびて

新しい命を いま育んでいる




冬の桜 グランドプリンスホテル高輪




昨年は3月24日に開花 29日が満開だった

今年も あとひと月ほどだ

あす月曜日の東京は 19℃の予想なので

多摩川の河津桜も いっせいに目覚めはじめるかな
 



FUJIFILM X20
グランドプリンスホテル高輪
2015.2.19.撮影

  1. 2015/02/22(日) 21:14:33|
  2. お散歩カメラ
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記憶の底に生きていたワンくん






きのうは雪がちらついた東京 春はまだ先のようだが

それでもあとひと月もすぎれば 桜の便りも届きはじめる

それまで父の命がもてば嬉しいが こればかりは誰にもわからない

ならば部屋の壁一面にに桜の花を咲かせてしまえと

これまで撮りためた桜の写真を引き伸ばし飾ってきた


そのなかで父が気に入ってくれたのが この一枚

蒲団のなかから 両手を出して 笑顔で写真をさわってくれた

そういえば 父は旅が好きで 時刻表を読むのが好きだったな




京急と河津桜




しかし桜の写真以上に反応してくれたのが

とてもかわいがっていたワンくんの写真

見たとたんに 認知が進む父親の表情がいっきにかわり

オゥーと言って手をのばして 懐かしがってくれた

こんな笑顔は 何ヶ月ぶりだろうか


ワンくんが星になってから もう25年ほどたつが

その顔をしっかり覚えていたことにも 驚きだった

はじめワンくんの写真は 端に飾る予定だったが

父親がとても嬉しそうにしていたので

いつでも見られるように 枕元の近くに飾ることにした

しかし 桜よりも ワンくんに反応するとは




父が愛したワンくん




なにもかも忘れてしまっても 心のなかに覚えているものがある

命ある限り 想い出も生きつつづける 




テーマ:写真日記 - ジャンル:写真

  1. 2015/02/18(水) 23:56:40|
  2. カメラ日記
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天井






一日 天井を見上げながら寝ている父

時おり 目をカッと見開いて 天井のある一点を指さし

何か言うのだが 口の機能が衰えているため よく聞きとれない

素振りからすると どうも なにかが見えるらしい

いったい 何が見えるのだろう

昔に亡くなった父の母の顔でも見えるのだろうか

まだきちゃダメだよ なんて言ってくれているのかな


きょうの写真は 雷門前の交差点から撮影したスカイツリー



スカイツリー




そして塔つながりということで 浅草寺の五重塔




浅草寺 五重塔




徳川家光が建てた五重塔は 東京大空襲で炎上してしまったので

いま見ることができる塔は 1973年の再建となるが

無機質なスカイツリーより はるかに威厳がある



FUJIFILM X20
2014.1.13.撮影

テーマ:お散歩写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/02/14(土) 23:14:53|
  2. お散歩カメラ
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低周波治療器






先週 600名を越すリポートを一気に読んだためか

少し治りかけていた頸椎からくる腕と背中の痛みが再発

なんとか鎮痛剤で抑えつけてはいるが

左腕にしびれまで発症し 力もはいらない

PCは右手だけでも打てるので支障はないが

左の指先に力がはいらないので カメラも支えられない

通院はしているが 診察時間にまにあわない時もあるため

オムロンの低周波治療器を買ってきた

3Dエレパルス プロ HV-F1200




オムロン低周波治療器 3Dエレパルス プロ HV-F1200




1枚のパッドに付いた 3つの電極で

手もみ感覚のマッサージが売りだそうだ

話半分で使って見たが これがなかなかいい!

(持続性はあまりないけど)

ホントは温泉にでもはいってゆっくりしたいが

いまは泊まりがけの外出はできないので

バスクリンの「きき湯」と この治療器で我慢かな




オムロン低周波治療器 3Dエレパルス プロ HV-F1200




FUJIFILM X20
2015.2.9.撮影

  1. 2015/02/11(水) 17:53:20|
  2. カメラ日記
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