光と風のなかへ & 追憶の鉄路

新聞各社は沖縄戦を理解しているのか






24日の新聞は 沖縄の「慰霊の日」を

さまざまな角度から伝えていた

しかし 不勉強な記事も少なくない


無知も甚だしいのが 安倍さんの御用新聞と化している 産経新聞

「沖縄戦が終結したのは昭和20年6月23日」

おいおい この日は まだ「終結」なんかしてないよ




沖縄戦

〈海兵隊員から水をもらう女の子 米海兵隊写真資料 沖縄公文書館〉




朝日などは 「組織的戦闘が終わったとされる日」とあって

やや あいまいな記事に仕立てているが それでも おかしな記事はある


毎日新聞は こう書いている

「沖縄戦が事実上の終結を迎えた」


朝日新聞には こんな記事まである

「本土より一足早く『戦後70年』を迎えた沖縄」


これでは 産経の記事と たいした差はない

読者は 23日で戦闘は終わったと誤解してしまう


そんななか 東京新聞は きちんと説明を加えていた

「日本軍の組織的戦闘は6月23日

第32軍の牛島満司令官の自決で終結したとされるが

その後も戦闘は続き 9月7日に降伏調印した」


9月7日まで きちんと解説している

新聞は こうあるべきだろう


新聞各社は もう少し沖縄戦を勉強したほうが良い

沖縄戦は過去の出来事ではなく いまにつながる出来事なのだから


これに対し 県立与勝高校3年 知念捷くんが詠んだ

『平和の詞 みるく世がやゆら』が 素晴らしい
  
https://www.youtube.com/watch?v=xSpU5Nq0OpQ



沖縄戦 白旗の少女(比嘉富子)

名前も知らない老夫婦と一緒にガマに隠れていた比嘉〈旧姓松川〉富子さん〈当時7歳〉は
70年前の今日6月25日 米軍の二世兵士が拡声器を使って投降を呼びかける声を聞く
富子さんは 老夫婦と一緒に死ぬことを考えたが 生きる大切さを教え諭され
動けないおじいさんの褌で作った白旗をもって 一人 ガマから脱出した
やがて米軍に見つかって 従軍カメラマンのヘンドリクソンさんに写真を撮られた
このとき 「もし敵と面と向かいあうことがあっても 最後は笑って死ね」 という父の言葉を思い出し
白旗を結びつけた木の枝を高く掲げ 左手をふって 彼女を狙っていた丸い穴に向かって笑いかけた
そのときの写真が のちに「白旗の少女」として有名になる この一枚だ
富子さんは その後 43年ぶりにヘンドリクスさんと自分を写したカメラに対面している

〈参考 比嘉富子『白旗の少女』講談社青い鳥文庫〉

なお 第10軍G2Reportによれば 25日に殺害された日本兵は421人以上 住民の保護は466人となる
沖縄戦は まだ「終結」なんかしていない







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