光と風のなかへ & 追憶の鉄路

シン・ゴジラ






荒ぶる神を八塩折(やしおり)の酒で退治する

シン・ゴジラには 日本の過去と現在が凝縮されている

疑問や問題点もあるとはいえ 想像をはるかに越えた作品

数あるゴジラ作品のなかでも最高傑作といってよいだろう

あえて個人としての日常や恋愛を描かず 視点の軸は組織

早いテンポで進むシナリオに 圧倒的なゴジラの迫力

なにより1954年に製作された初代「ゴジラ」への原点回帰

しかしその背景に 東日本大震災があったと思うと なんともやりきれない

また東京を守るために多摩川が防衛ラインとされ その外側は武力発動地域

ぎりぎりに追いつめられた時 何を守り 何を切り捨てるか

さすがに自衛隊の全面協力を得て制作された映画だけあって

砲弾はゴジラにしか命中しなかったが

思わず画面のなかに我が家を探してしまった

とはいえ ゴジラは多摩川を渡って目黒方面に進んだのに

なぜ 東京駅の東側にまわりこんでから また丸の内側に向かうのか

そこでついに動きを封じられるが その先にあるのは皇居だ

東京は潰滅しても 皇居は絶対に守らねばならないということか

危機管理 政策決定 武力行使 緊急事態条項 集団的自衛権 核攻撃 原発

「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)」

シン・ゴジラがなげかけるものは とても大きい




シン・ゴジラ




劇中とエンディングに流れる伊福部昭による一連のゴジラ音楽も必聴

少年のころに見た想い出がよみがえる

観賞するなら IMAXがお薦めだ



Panasonic GX8
2016.9.7.撮影

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  1. 2016/09/08(木) 02:52:58|
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