光と風のなかへ & 追憶の鉄路

さらば 増毛の鉄路






大正10年(1921)に開通してから95年

きょうまでどれだけの人々の想いを乗せて走り続けてきたのだろう

JR北海道の留萌線 留萌-増毛(16.7キロ) 最終運行日




.留萌本線 増毛




1日1キロ当たりの利用者は 1987年度は480人

それが2014年度は39人 

100円の営業収益を得るのに4161円かかる

町の人口は最盛期の1/4 4500人余に減少し

高校も5年前に閉校となった




.留萌本線 増毛




だから廃止する というのだが

地域の「交通権」を確保するのは 鉄道会社の責務だ

バスでも同じだという意見もあるが 運賃は確実に跳ね上がる

学生やお年寄り 交通弱者への負担はさらに厳しいものになるだろう




.留萌本線 増毛




あいつぐ赤字ローカル線の廃止によって

北海道の交通網は もうズタズタだ

それなのに 無用の新幹線の建設に資金を投入していく

そしてさらなる赤字ローカル線の廃止に突き進む




.留萌本線 増毛




そもそも広大な大地をかかえ 苛酷な自然環境のなかを走る北海道の鉄道は

日本のどの鉄道会社よりも 莫大な維持費がかかる

そのうえエネルギー転換にともなう炭坑閉鎖 それにともなう人口流失

北海道の鉄道を民営化すれば どうなるか はじめからわかっていたはずだ




.留萌本線 増毛




国鉄の民営化がもたらした大きな負の遺産

せめて上下分離方式にして 政策を誤った国が責任を見るべきだろう




.留萌本線 増毛




都会と地方の生活に大きな格差がある

そんないびつな社会は いつか破綻する




CANON FT
留萌本線 増毛
1974年(昭和49)4月1日 撮影


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

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